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かけがえのない場所、

南インディアナ日本人補習校

Southern Indiana Japanese School

 

南インディアナ日本人補習校は1997年9月6日に、日系企業の当地への進出に伴い創立されました。当初は、生徒数7人、教員3人の複式学級で授業を行っていましたが、現在は、小学1年から高校3年まで生徒数46人(2024年1月現在)、教員数11人と、創立当初に比べ生徒も先生も人数が増えました。今では、複式授業はなくなり、どの学年も単式授業が行われています。

児童生徒数(2024年1月)

学年

小1

小学計

15

18

33

 

学年

中1

中学計

 

 

学年

高1

高校計

学校合計

 

24

 

 

22

46

 

(家庭数27)

地域別児童生徒数(2024年1月)

地域

エバンスビル、IN

10

2

2

14

ニューバーグ、IN

6

1

 

7

テルシティ、IN

3

1

1

5

オーエンズボロ、KY

3

2

 

5

ビンセンス、IN

2

2

1

5

マリオン、IL

6

 

 

6

カータービル、IL

1

1

 

2

クレインビル、IL

2

 

 

2

 

33

9

4

46

 

学校紹介

 本校は全校46名の小さな学校ですので、どの生徒も先生とお互いによく知っていて、ひとりひとりが大きな家族の一員です。

ランチの時間は先生も生徒も学年へだたりなく一緒に楽しく食事をします。生徒のお弁当は、お母さんが週一回のために丹精込めて作ってくれた美味しそうなお弁当です。昼休み時間には、大きい子が小さい子を面倒見ながら一緒に鬼ごっこやドッジボールをして過ごしています。冬には雪が降り雪合戦です。

 図書室には日本語の図書がたくさんあり、子供たちは毎週図書を借りて家で読むことを楽しみにしています。百科事典や図鑑など授業に役立つ資料も豊富です。

補習校には楽しい行事もたくさんあります。春は遠足があり、アメリカ第16代大統領リンカーンが7歳から21歳まで過ごした農場や、鳥類図鑑で有名なオーデュボンにちなんだ州立公園、19世紀前半に活躍した英国の社会改革家ロバート・オーエンがユートピアを築こうとした壮大な実験場、ニューハーモニーへ行きます。秋には運動会があり、生徒、教員、保護者が、綱引き、玉入れ、リレーなどをともに楽しみ、アメリカにいることを忘れてしまいそうです。冬には、学習発表会があり、生徒は劇や調べたことを発表し、1年の最後の授業日をみんなで楽しみます。新年最初の授業では書初めを楽しみ、作品は廊下に展示し、お父さん、お母さんに見ていただきます。

 子供たちは月曜日から金曜日までアメリカの学校で勉強をしていますが、土曜日には週1回の補習校を楽しみに、元気に保護者の皆さんの自家用車で通学しています。片道1時間あるいは2時間以上かけて、近隣ケンタッキー州やイリノイ州から通学している子供も少なくありません。子供たちが補習校に通うのは、友達に会えたり、日本語を話せたりと楽しいからだけではありません。補習校にいるほとんどの子供たちは数年間のアメリカ滞在を終えると帰国します。補習校は、これらの子供たちが帰国してからも日本の学校に遅れることなく、十分についていくことのできる基礎学力をつけてあげる場でもあります。本校は少人数ですので生徒により多く関わることができ、一人一人をよりよく知ることができます。また、子供の力に応じた指導をすることができ、先生方はそれぞれの子供の持つ力を伸ばしてあげられるよう努力しています。勉強熱心な子が多く、様々な意見や考え、アイデアが教室内(授業中)を飛び交います。子供たちのいろいろな考えを知り、疑問を一緒に考え、さらに学習への興味が高まるように工夫しています。補習校は、教師も生徒も熱情を持って教え、学び、週一回の貴重な時間を楽しく、充実して送ることができる場所です。

 

大河オハイオ川の町

 補習校のある町エバンスビルは、人口11万6千人でインディアナ州では3番目に大きな市です。近隣の町を入れると都市圏の人口は33万人になり、州南部で最も大きな町です。

アパラチア山脈を源流とするオハイオ川は大河で、川沿いにはピッツバーグやシンシナティのような大都市が発達しました。この川は隣のイリノイ州カイロでミシシッピー川に合流し、ミシシッピー川はメキシコ湾に注いでいます。

 エバンスビルは1812年に築かれ、1847年に市として認可されました。第二次大戦中はオハイオ川河岸で戦車上陸用の船が、現在のエバンスビル空港のそばでは戦闘機が建造されたこともありました。ダウンタウンのオハイオ川沿いはリバーサイドとして整備され、夕暮れ時には川を眺めながら散歩したり、ジョギングをしたりして楽しむ人たちが行き交います。川に面して、銀行やホテル、企業の近代的な高い建物が立ち並び、ビクトリアシアターやザ・センターなどの劇場ではエバンスビル交響楽団の演奏やバレエを、フォードセンターでは、バスケやアイスホッケーのゲームやコンサートを楽しむことができます。

 エバンスビルの東側にあるワシントンショッピングモールは州で最初に出来た屋内ショッピングモールで、このほかにもモールやスーパーマーケット、レストラン、多種多様の店があり、市民は安全な日常生活を楽しんでいます。

 

本校の特色

1)授業日数年間42日:補習校の年間授業日数は平均42日ですが、本校の授業日数は47日です。この日数を確保するために、42日間の土曜授業のほかに、現地校が夏休みの5,6月には毎週金曜も授業をおこなっています。

2)1日の授業時間:1コマ45分の授業が6校時まであります。授業は午前9時に始まり、午後3時に終了します。

日程表  

 

時間

 

時間

職員朝会

8;30 - 8:45

ランチ・休憩

11:45 – 12:25

朝のホームルーム

9:00 - 9:15

4校時

12:30 – 1:15

1校時

9:15 – 10:00

5校時

1:25 – 2:10

2校時

10:05 – 10:50

6校時

2:15 – 3:00

3校時

11:00 – 11:45

整理・片付け

3:00 – 3:05

 

3)授業科目:小学校は、国語3時間、社会(生活)1時間、算数2時間の授業が行われます。中学校は、国語、社会、数学それぞれ2時間の授業を行っています。高校は、国語

(小論文)、英語、数学それぞれ2時間の授業を行っています。

 

授業科目(数字は時間数)

 

国語

算数(数学)

生活

社会

英語

合計

小1-2

 

 

小3-6

 

 

中学

 

 

高校

 

 

 

4)留学生プログラム:本校の教員数は11人ですが、そのうち7人は留学生プログラムにより日本からきた先生方です。毎年12月にエバンスビル市の姉妹都市である栃木市や南インディアナ大学の姉妹大学の筑波大学をはじめとして、日本国内で留学生の募集をおこないます。選ばれた方々は翌年7月に当地にきて、南インディアナ大学で学ぶ傍ら土曜日は本校で教えていただいています。留学期間は2~3年間です。

5)海外子女文芸作品コンクール:海外子女教育財団により行われる「海外子女文芸作品コンクール」には毎年小中学生が参加しています。毎年作文、詩、俳句・短歌などでいろいろな賞をもらっています。また、2006年に「学校賞」を初めて受賞して以来、2022年まで17年連続受賞しています。

6)漢字検定:毎年10月の検定に学校全体で参加しています。夏休みの宿題で過去問に取り組み、毎年高い合格率をあげています。

7)校歌・校旗・マスコット旗:2007年の十周年記念時に、校歌は神谷美由紀先生と生徒が作詞・作曲し、旗も先生と生徒がデザインして作り上げました。

8)連絡先:

 Southern Indiana Japanese School

      Evansville, IN USA

      Email: mowa@usi.edu

      Phone: 011-1-812-2-471-1210 (日本から直通)